コーダの女の子を主人公にした物語。保育園に入って、先生が遠くから呼んでも振り向いてくれる、転んで泣いているときに気づいてくれると喜んだエピソードや、長じて父親が病気になったときに、医師が母親ではなく自分に対して説明をした経験など、リアルな内容が、小学生でもわかりやすい文章で描かれています。
小5の娘も読みましたが、聞こえないこと、聞こえない親の元で聞こえる子として育つことが、具体的にイメージできたのではないかと思います。この先の人生の中で必ず「あっ、あの本の……」と思いだすことがあるでしょう。(「感動ノンフィクションシリーズ」というのは、やや押しつけがましいニュアンスがありますが……)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
読み終わった本いろいろ
- 感想投稿日 : 2016年8月28日
- 読了日 : 2016年8月28日
- 本棚登録日 : 2016年8月28日
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