新進気鋭の心理学者?による「子どもの道草」についての環境心理学的、発達心理学的な考察の本。最近は物騒なので、子ども達はウカウカ寄り道もしていられない情勢だが、子ども達の成長にとって「道草」という行為とそれを可能にするための環境がどれだけ大切であるか、ということが書かれている。もちろん「安全」は大事だが、そのために子ども達の成長が犠牲にされているとしたら本末転倒。道草できるような環境を作っていくのは大人たちの使命なのだろうな、と考えさせられた。
子どもの成長環境、或いはフィールドワークに関心がある人は読んでおくべき。これまでとは少し違った視点で子ども達の世界を捉えることが出来るかも。ブックレットなので薄くて簡単に読めるし。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2006年6月11日
- 読了日 : 2011年7月27日
- 本棚登録日 : 2006年6月11日
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