2月28日の自殺騒動のときの日記につけられた父親の注釈がひどく残念だった。
精神疾患の患者が、病状が重いときとかに他人の意見を曲解してしまったり、こちらの話を解ってくれないとかはよくあるし、苦労もそれなりに分かる。腹立たしいときもあるっていうかむかつきます(笑)正直。
でもあの注釈は彼女を傷つけてる。例え、フィクションが混じっていても、頼っていた父親から突き放された悲しみの叫びは本当だろうし。(うざったく感じながらも、彼女が父親に認められたい、良い関係になりたいと思っているのは日記からもうかがえるし)
むしろ、あんなふうに注釈をつけてしまえることが、彼女の感じていた絶望のひとつだったんだろうなって思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸書(日本)
- 感想投稿日 : 2011年4月21日
- 読了日 : 2011年4月19日
- 本棚登録日 : 2011年4月21日
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