結婚式場に乱入したかつての活動家たちが、涼しい顔で運動を卒業しようとする人々の罪悪を糾弾。延々と暑苦しい議論が続くので、何度も意識を失いながら観てました。
しかし、大島の主観的見方が反映されているんだろうとはいえ、60年安保にこういう側面があったなんて、ほんとにびっくり。私たちが聞かされる話なんて、かつての政治意識高い若者を称えるおっさんたちの自慢話ばっかりだったもんな。哲学的議論を交わしたかと思えば闘争の戦略をめぐって口角泡飛ばし、お次にはソ連風フォークダンス。若者の社会運動さえもがこれほど雁字搦めの時代だったのか。
それにしてもなんで「夜と霧」なのか、まったくわからないのですが・・・「下駄でみかんをつぶす」という苛立ちの表現が新鮮でしたわ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本映画
- 感想投稿日 : 2013年3月24日
- 読了日 : 2013年3月23日
- 本棚登録日 : 2013年3月24日
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