フルーツパーラー『宝石果店』の憂鬱 (ポルタ文庫)

  • 新紀元社 (2020年2月15日発売)
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感想 : 12

不器用だけど、好きなことに真っ直ぐに向き合っている里菜と守屋。取り繕うことが苦手な2人には大変なことも多いだろうけど、嘘がない分、味方になる人も多そう。真剣に関わってくれているのが、伝わってくるから。無表情で分かりづらそうに見える守屋が、里菜を前にすると他の人といるときと少し違うのが楽しい。全く自分の気持ちを隠そうとせず、思ったことを口にする守屋に里菜があたふたするのも楽しかった。2人が一緒にフルーツを食べるのを、もっと見ていたくなる本だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年7月14日
読了日 : -
本棚登録日 : 2021年7月14日

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