不器用だけど、好きなことに真っ直ぐに向き合っている里菜と守屋。取り繕うことが苦手な2人には大変なことも多いだろうけど、嘘がない分、味方になる人も多そう。真剣に関わってくれているのが、伝わってくるから。無表情で分かりづらそうに見える守屋が、里菜を前にすると他の人といるときと少し違うのが楽しい。全く自分の気持ちを隠そうとせず、思ったことを口にする守屋に里菜があたふたするのも楽しかった。2人が一緒にフルーツを食べるのを、もっと見ていたくなる本だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年7月14日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2021年7月14日
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