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『五大宗教研修センターで学ぶ純真無垢な若い尼僧が、恋やお金に翻弄されながら世の真実を知る。老子や菩薩も登場するまったく新しい宗教小説。ノーベル賞候補と目される発禁作家の新境地。』(「河出書房新社」サイトより)
冒頭
『01 雅慧
仏教は縁を信じる。菩薩が自分の手印を信じるように。
しかし雅慧は、世の中の物事のすべてが縁によるわけではないだろうと疑っていた。例えば綱引きは、一般に勝敗があって、はっきり白黒がつくと考えられている。だが
、二つの宗教が綱引きをすれば白も黒もなく、勝敗はつかない。』
『心経』(しんぎょう)
著者:閻 連科 (えん れんか)
訳者:飯塚 容
出版社 : 河出書房新社
単行本 : 355ページ
ISBN : 9784309208336
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
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- 感想投稿日 : 2022年4月20日
- 読了日 : 2022年4月22日
- 本棚登録日 : 2022年3月21日
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