英語の感覚・日本語の感覚 <ことばの意味>のしくみ (NHKブックス)

著者 :
  • NHK出版 (2006年8月26日発売)
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感想 : 13

なるほどーと思うことが多かった。
English native speaker は実際にこんなニュアンスを
感じているのだろうか?? と思う・・・

ここには書いていないけど、↓ 文章の言い換えで
同じ意味、と習ったものも実はニュアンスが違うと
言うのは衝撃だった。



■以下、私のおぼえがきです


英語らしさ 日本語らしさ

言葉を発するためには、言葉が頭の中にないといけない。
ある語はある語と特別に関連付けられて蓄えられている。

「絶対的な同義性」はありえない。違うものでなければ、
存在価値がない。


be言語からhave言語へ移行する傾向があった。




■英語


have言語


<所有>の関係を表示する際に、<所有>を表す動詞を使う。
have 持っている


This room has two windows.
I have two children.

自分自身を客体化し、他者としてとらえることが(日本語よりも)できる。

hang oneself, shave oneself, stretch oneself, wash oneself

話し手責任

「ダイアローグ」


■日本語


be言語
<所有>の関係を表示する際に、本来は、<存在>を表すのに
使われる動詞、アル、イル を使う


この部屋には窓が二つある
私には子供が二人いる


聞き手責任

臨場感、体験性 への強いこだわりがある
主観性をかなり色濃く内蔵する

「モノローグ」

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カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2009年5月25日
本棚登録日 : 2009年5月25日

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