後北条氏 (有隣新書 34)

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  • 有隣堂 (1988年6月1日発売)
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北条早雲の登場は、東国に戦国時代の到来を告げた。その子氏綱は、小田原に本城を置いて武蔵に進出、領国支配権力の象徴として「虎の印判」を定めた。氏康は、計画的に検地を実施し、家臣の組織化と農民の直接支配に乗り出し、領国の形成を進めた。本書は、著者独自の問題意識から、領国支配の実態や、戦乱のなかで成長する農民の姿を描き出し、さらに豊臣秀吉の全国統一事業の前に敗れた理由を解明、氏政・氏直に至る五代100年にわたって、関東に覇を唱えた戦国大名北条氏の新たな歴史像を素描する。(初版は、1988年刊)
・まえがき
・一 北条早雲
・二 北条氏綱
・三 北条氏康
・四 北条氏政・氏直
・五 北条氏の滅亡

いささか古い本であるが、後北条氏がどの様に論じられてきたのか知るために購入。
読んでみて意外に古びていない印象を受けたが、さすがに兵農分離と検地については古いか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史(戦国)
感想投稿日 : 2015年8月24日
読了日 : 2015年8月23日
本棚登録日 : 2015年7月26日

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