最終巻。
黄金時代のおわり、そして新しい時代の幕開け。いつかは如月達面々にも訪れるであろう選択を、一足先に芦原たちが経験して進んでいきます。
ただ、この選択。人生の一大事の瞬間に思えるけど、実はこの先で何度も訪れるものであるんだなぁ。毎回が一大事で、毎回が過ぎ去ってしまえばそうでもないと感じられることだったりするんだなぁ。それの繰り返し。先生たちだって、そんな毎日ですよ。
そのおわりとはじまりの間を、どう過ごすのか、それが選択の決め手になるし豊富さにもつながるわけなんだ。
高校1年生と3年生という、新生活への期待と不安に翻弄される日々。
その間の高校2年生という、純粋と無謀と傲慢と鬱屈との混在する時間。
あの5人が、その豊潤な時間をどんな風に過ごしていくんでしょうか。
それを見ることのできないのは残念な最終巻です。
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- 感想投稿日 : 2017年5月5日
- 読了日 : 2017年5月5日
- 本棚登録日 : 2016年5月1日
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