【死の最前線にて】
全身の力が抜けていくような緊張感・恐怖感に脱帽。この映画の完成度がどうとか、作法がどうとか、考えてる余裕すら与えてもらえなかった。紛争地域で日夜このようなことが繰り返されていると考えただけで寒気がする。これが米国側の視点なのは議論の余地も無いんだけれど、そういうことが問題じゃない。実際にこういう現場があることが問題だ。政治的思想などいささかも語られず、過酷な現場を、とある部隊の兵士たちの目線でまざまざと描ききったことは、かえって真に迫るものを感じさせた。反米思想や反戦思想でもって、この映画を批判するのはお門違いだろう。この映画で語られるありのままをもっと見た方が良い。底知れぬ闇の深さをひしひしと感じれるはずだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2014年12月29日
- 読了日 : 2014年12月29日
- 本棚登録日 : 2014年12月29日
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