『あらゆる悩みを自分で解決!因数分解思考』
著者 深沢真太郎
あさ出版
因数分解思考とはある悩みを要素にわけ、それらを+−×÷で表したものです
例えば本書で示されている例の一つとして読書量を上げるにはどうすればいいかをあげましょう。
読書量=読書をする時間×読み方×選び方
基本的な枠組みとしてはこれでいいと思います。けれど、これだけでは、なんとなく行動に移しづらい。つまり、因数分解思考としては分けられてはいるが、具体的な行動に移すために、もう少し細かく分解したほうがいいということになります。
よって、これらをさらに分けていきます。
読書量={プライベートな時間ー不可欠な時間}×{流して読む+ちゃんと読む}×{文章量が多い+文章量が少ない}
とこのように仮決めをしたとします。
そうすることで、読書量を増やすにはどうすべきかという悩みに処方箋が出せる。この場合は、時間を見直し、無駄な部分があれば省くことや読み方を見直し、メリハリをつけた読み方をするまたは文章量が少ない本などでならすということが解決策として考えられます。
このように因数分解思考とは、悩みを因数分解的に分けることで行動に繋げやすくする方法である。本書ではこうした後に、矢印で繋げ関連付けたり、具体性をもう少し出すために、数値を使うなどの手法が盛り込まれています
ビジネス数学の著者ならではの発想と言え、数学が苦手な人でも使いやすい考え方と言えると思います。
悩みを数学的に解決したい方はぜひどうぞ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月15日
- 読了日 : 2024年1月15日
- 本棚登録日 : 2024年1月15日
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