両親が自ら身を投げた川のそばで一人住む17歳の男子高校生、仁居。孤独な彼が恋をした。
何ももたない彼に注がれた愛情に溺れてしまい大学生の恋人佐田は、「愛が重い」去ってしまう。
それから、仁居は大学卒業後、教員免許をとり教職につこうにも就こうにもうまく行かず、非常勤講師になっていた。
ある日、過去に非常勤講師をしていた頃の同僚、国立と再会する。
彼とは以前も、新宿2丁目でお互いの恋人といるところでばったり出会したため、セクシャリイはバレている。
お互いフリーのままちょくちょく会い、一緒にいる時に瀕死の捨て猫を拾ってしまうことから、急接近する。
お互いを想い合っているのになかなか進展せず。其の後打ち明けても進展せず。
相変わらず仁居は、自分をすごく好きだと思ってくれてるのは分かるのに、どこか線を引かれてしまってるのはなぜなんだろう?
一方、国立には別れた相手がまだちらちらし、そしてカラダの関係を避けている。
二人がガッツリ話し合えばサクッと解決しそうなもんなんだけど、そうもいかなくて、もそもぞとする感じがなんかよかったです。
大きなどがーんとした大問題がこないのも、安心して読めましたww
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
凪良ゆう
- 感想投稿日 : 2022年4月25日
- 読了日 : 2022年4月25日
- 本棚登録日 : 2022年4月25日
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