メルセデスの魂

著者 :
  • 河出書房新社 (2005年3月17日発売)
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本棚登録 : 23
感想 : 4
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なんとなくボリューム不足に感じる。ただ、車の本質としてカールベンツの主張が守られているというスタンスは理解できた。しかし、ともかくなんとなく足りない。
あと、トヨタとメルセデスが似ているという主張には納得ができない。メルセデスは一貫して妥協のない技術を詰め込んだ高級車を製造しその結果支持を受けて売れてるわけだけど、トヨタにはそういったスタンスが見えない。どことなく支持されるように作っている。創業当時の環境は似てるかも知れないが今も似ているか、今後同じ様な車を作るかといわれれば疑問を感じざるを得ない。しかし、日本にエンスーが増えない理由が江戸時代の平和でかつ移動が制限されたところにあるのではないかという部分にかなり納得ができる。というわけでつまらないし終始一貫して納得ができないって本ではなかった。ともかくボリュームが圧倒的に足りない。あといちいちダイムラーベンツ(今はダイムラークライスラー)って言う表記を章毎に入れる必要性は感じなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自動車
感想投稿日 : 2010年10月31日
読了日 : 2010年10月31日
本棚登録日 : 2010年10月3日

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