天は赤い河のほとりファンブック (フラワーコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館 (2002年7月26日発売)
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感想 : 17
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天(そら)は赤い河のほとり、全28巻+イシュタル文書(ファンブック)読了いたしました。

普通の日本の中学生だった夕梨は、我が子をなんとしても帝位につけたい皇妃ナディアの魔力により、古代ヒッタイト帝国に連れてこられてしまう。
命を狙われる夕梨を助けたのは、カイル皇子だった。
執拗に夕梨の命を狙う皇妃、いつしか愛し合う夕梨とカイル皇子。
でも夕梨は日本に還らなくてはならない……。

いやあ、こんなにハマるとは思いませんでした。
たまたま「王家の紋章」って今どうなっているんだろうと調べてみたときに、「最初はパクリだと思ったけど、ただずるずる同じことの繰り返しで続いている『王家の紋章』より、ずっとおもしろい」として書かれていたのがこの「天は赤い河のほとり」でした。
ふーん、じゃちょっと読んでみるか、と読み始めたらこれがおもしろい!
もうとまらなくて一気に読んでしまいました。
夕梨はあり得ないくらいの能力を発揮するし、カイル皇子はあり得ないくらい賢明でかっこいいし、側近たちもまた然り。
泣いたり胸が痛かったり、切なかったり愛しかったり、すっかり入り込んでしまいました。
読み終わってしまったのが寂しくてしかたありません。
この記事に載せている画像などは、イシュタル文書というファンブックのもの。
登場人物や歴史などの解説本のようなものですが、ファンにはたまらない一冊です。

いい歳して「カイル皇子(はぁと)」とか言ってポーっとしていたのは私ですが何か(笑)?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2010年6月13日
読了日 : 2010年6月13日
本棚登録日 : 2010年2月12日

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