反省させると犯罪者になります (新潮新書 520)

著者 :
  • 新潮社 (2013年5月17日発売)
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本棚登録 : 1986
感想 : 233
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図書館にて。
反省って改めて思うと漠然とした言葉だなと思う。
それを具体的に言葉にしたものが反省文なんだろうけど、確かに私も子供のころ反省しなさいと言われてもぴんとこなかったし、中学時代のいじめっ子たちもいくら反省文だの廊下で正座などさせられても行動が改まることはなかった。
この本を読めば誰もがその理由について腑に落ちることだろうし、実際にそれを実行している立場の人たちも自分たちがどれだけ不毛なことをしているか思い知ることだろう。
なのに何故何も改善しないのか。
今までやってきた自分自身を否定することになるのだろうし、システムを変えたり他人の行動も変えていくのも難しいのだろうな。
指導する側こそ日々の勉強、改善への努力が必要なのだろうし、責任もあるのだと思う。
子どもがいるから親だけれど、子供を教育する立場で言うなら全然素人の私。
子どもがいるからこういう本も手に取ろうと思えたし、勉強になった。
素人なりにこれからも勉強していけたらなと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2023年2月22日
読了日 : 2023年2月22日
本棚登録日 : 2023年2月7日

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