教えから学びへ; 教育にとって一番大切なこと (河出新書)

著者 :
  • 河出書房新社 (2021年7月22日発売)
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本棚登録 : 311
感想 : 21
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良書でした。子どもの頃、「なんで勉強するんだろう」と考えたことがある人は多くいると思います。この本は、それに真理に近いことが記されていると思います。
教育は歴史的な背景からも、今までは『どう教えるか』ということが重要視されていたようです。
ですが、本当に大切なのは子どもたちが『どう学んでいくか』『どう学びを育てるか』ということだと。それに重点を置かなくてはならない。
本書の切り口で、初めからぐっと掴まれました。

堅苦しい題名なのに、一つ一つ章にわかれており、そこから短い章にさらに分かれているので、少しずつ読みやすく、わかりやすく読むことができます。
学生さんでも読んで損はないと思います。自分がどのように学ばされるのか?どう学んでいけばいいのか?そんなことのヒントになりそうです(^O^)

『学び』とは何か?ということから、「教養」という大切な学びや読書の大切さなど、この本の議題から、私はまさにたくさんのことを学ぶことができました。

特にデジタル化が進む中で、大切な教育の部分というのをしっかりと述べられており、どれも納得できるものでした。

中には早期(幼児)からの教育はどんな効果があるのか、子どもたちへの学びを支えるためにどうしたらいいか?そんなことを筆者と一緒に考えていくので、子どもと関わる環境にある方は特に、ためになると思います。

2021年に発行された最近のものなので、より心強い一冊かと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月7日
読了日 : 2024年2月7日
本棚登録日 : 2024年1月29日

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