ルリから語られる、時空を越えた父からのお土産の話。
千空が石になって秒数を数えているとき、宇宙で石化を免れた父は地球に帰還し、百物語と称して千空へ仲間とメッセージを残していた。
父の言葉が数千年越しに届いた奇跡と同時に、二度と父とは再会できない事実を知ることになる千空。
墓標を前に佇む彼の頬には涙が伝っていた。
心のどこかで、石化しているならまた会えると期待していたのかもしれない。
現状、千空だけが明確に親を奪われた子供なのだと思うと、こちらまで泣けてしまった。
そして第二章開始。
司帝国からの刺客、氷月の攻撃をなんとか退ける。
日本刀と金狼のメガネ、イメージの和服とビジュアルが楽しい回。
しかし同時に手持ちの火薬も尽きた次の一手は、まさかのスマホもとい携帯電話作りと一気に飛躍。
モノを安定して回転させるギア、ついには水車まで手に入れる。
いや、千空の知恵無しで水車をゼロから思い付くクロム、マジですごすぎない?
千空はエグいくらい学んだ知識を応用している点がすごいけど 、クロムは乏しいはずの知識から自力で数々の発見をしているので、千空以上に観察眼とか発想力が優れてるのでは?と思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月21日
- 読了日 : 2022年8月21日
- 本棚登録日 : 2022年8月21日
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