やっぱりソダーバーグはこういう群像劇を撮らせたらうまいね! こういうディザスター映画はだいたいが話をドラマチックに、大袈裟にしてしまうのだが、彼の場合はそれぞれの登場人物の話をあまり語りすぎず、上手に省略していくことで全体として一つの映画に仕立てあげているのがやはりセンスのあるところだ。
もちろんマット・デイモンやジュード・ロウなどの演技もいい。
ことに最初は勇気あるジャーナリストであったはずのジュード・ロウがだんだん「ネットの神」になって転落していくあたりなどは、311のあとに無数に現われた「原発の事情通」たちの姿に重なって感慨深い。
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- 感想投稿日 : 2013年8月25日
- 読了日 : 2012年11月13日
- 本棚登録日 : 2013年8月25日
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