「ザザンボ」や「おそいひと」も問題作ですが、それよりも世界的に問題作と言われているのがこの「セルビアン・フィルム」。
日本では借りられない(というか未公開)なので、円高を利用してAmazon USから買いました。送料込みでも1500円ちょっとくらいですから、本当に円高はお得です。
で、感想ですが・・・うーん、これは微妙かなぁ。
というのも、日本のAVにはもっと気の狂った、悪質なジャンルのポルノがあるので、日本人が見てもそれほどショックなテーマには思われないかも、というのが一つ。
そして、最初から「だいたいこのあたりでエンディングになるだろう」というのが予測できていて、そうした観客の予想を凌駕できたとは言いがたいことですね。
でも、さすがにこういう「禁断のテーマ」をやるというと、予算が集まるんですね。だから、そこらへんのホラー、しかも辺境ホラーとしてはかつてないほどのお金を掛けています。
そういう意味ではこの映画は「セルビアのホラー映画を作るというテーマのセルビアのホラー映画」という自己言及型にはなっています。
ちなみに私のところに届いたDVDも、明らかに、ある重要なシークエンスをカットしているバージョンです。さすがにノーカット版は日本でもむずかしいだろうなぁ。
そうそう、私がようやく取り寄せたときに、この映画の日本公開が発表されましたよ。いわゆるマーフィの法則ですね。
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- 感想投稿日 : 2013年8月25日
- 読了日 : 2012年12月4日
- 本棚登録日 : 2013年8月25日
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