この映画を日本でリメイクしたのが「MONSTERZ」なんだが、その配役が藤原竜也と山田孝之っていうのが「オリジナルからそのまんま発想してるだろ!」って笑ってしまった。でも藤原竜也よりも、こっちのカン・ドンウォンのほうが目力があるように思う。この人に「DEATH NOTE」の"L"をやってほしい。だって、そっくりなんだもんw
それにしてもこの映画では人の殺しっぷりがハンパない。人間で目で操ることができる超能力者(カン・ドンウォン)がいかに冷酷な心の持ち主かがこの殺し方で十二分に分かる。まあ、この悪知恵に匹敵するのはハンニバル・レクターではないかと思うほどだ。
ただ、この悪役に対する善玉(コ・ス)の描き方がもう少し深くてもよかったかも。この人がなぜ超能力者なのかがきちんと説明されないし、行動原理もものすごくシンプルなので、悪と対峙するときにややコミカルになってしまうのである。でも、全体としてはよくできている。韓国語が異常にうまい白人と黒人が出てくるところも秀逸。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
非ホラー部門
- 感想投稿日 : 2015年4月19日
- 読了日 : 2015年4月19日
- 本棚登録日 : 2015年4月19日
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