うん 、確かにラクになった 。と感じた一冊。
時には人に頼ったり甘えたりした方がいいし、涙を流すのは恥ずかしい事なんかじゃないし、良い悪いで判断するのをやめれば楽になるし、極端なポジティブ思考は逆に息苦しくなるし、笑えない事も老人ホームまでいけば良い思い出になる。これらの事が一つ一つ丁寧に解説されている。
例えば ピンチに陥り易い人の共通点は、自分一人で何とかしようと考える真面目な人。甘えてはいけないと考えるから助けを求められない。誰かに何かしてあげるのは得意でも、して貰うのは苦手。…と 真面目な性格ではないけど心当たりが…。当たり前だけど人は一人では生きられない。頼ったり甘えたりするのは人生でとても大切な事。
涙を流す事の大切さにも共感を持てた。感情をどこかに置き忘れた人の特徴は、優秀で社会的に活躍していること。効率良く生きる為に感情を切り離してしまったよう。感情を無視して生きるとワクワクや喜びも感じられなくなる。泣くのはいけない事じゃない。涙を流した分だけ自分の深い感情と繋がる事が出来る。
幸せになるために必要なのは「今の自分に上手に満足する事」と「諦めないで目の前の楽しいことを追いかけていく事」。この二点は元々出来ている人と全く出来ない人が居て、確かに才能なのかもしれないけど心掛ければ幸せに近付けるのは間違いない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
人生論,幸福論
- 感想投稿日 : 2013年12月1日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年6月28日
みんなの感想をみる