20年ぶりにあのとんでもない奴らがが帰ってきた!
音楽も、映像もそして脚本もとことんぶっ飛んだダニー ボイルのマジックにもう逃れられなくて頭も心もどんどん巻き込まれていく。
人はそう簡単に変われるもんじゃない。
相変わらず悪運が強いレントンを始め、サイコパス度に磨きがかかったベグビーや、間抜けだけど愛されキャラのスパッドと、やっぱり悪事からなかなか足が抜けないシックボーイ。
「まずはチャンスがあって裏切りがある。」
レイトンの20年前の裏切りを引きずりながら、それぞれがしょうもない時間を費やしてきた今、仲間たちの想いは前作以上に複雑に絡み合って、一筋縄ではいかなくなってしまっていて、ひと時も目が離せない刺激的な2時間でした。
きれいごとなんか1つもなくて、顔をしかめたり笑ったりなかなか忙しかったけど特にレントンがシックボーイと潜入したプロテスタント集会のシーン、クラブのトイレのシーン、、もうナイスです!
20年前のオリジナルキャスト集合だけでもう十分話題性ありで集客力ありそうですが、前作の意味をちゃんと持たせてくれている脚本や、時代の変化を見せながらも影の演出で過去を見せるなど、細かい所にちゃんと監督のこの作品に対する特別な愛情が伝わってくる作品だったのがなんだか嬉しかった。
相変わらず破綻しそうで破綻しない脚本力と、何度でもまた観たくなる映像力に感服しました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年9月6日
- 読了日 : 2017年9月6日
- 本棚登録日 : 2017年9月6日
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