彼方から 7 (白泉社文庫 ひ 1-17)

  • 白泉社 (2005年3月15日発売)
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本棚登録 : 252
感想 : 24
5

ついに最終巻。髪はざんばらにされちゃったけど、それ以外には大きな怪我が無かったのは不幸中の幸い(シンクロで体力やばいけど)ここにきて髪を整えることで出会った頃の髪型に戻るってのはありがちではあるけどぐっとくる。
しつこいケイモスとの戦いにもついに終止符が。なんだか憎めない相手だったけど、最後少し満足そうで良かった。
覚醒したノリコの力で光の力に目覚めたイザーク。二人とも強いなぁ。覚醒モードのノリコ強い。イザークも。ラチェフもイヤな奴だったけど、ただの悪としてではなく背景のある人間として描かれて、救いを残してくれたのはありがたい。ただの悪人なんていないということか、この人の作風好きだなぁ。
そんで最後、帰れる手段が見つかったけど、あえて残る道を選んだのは嬉しかった。イザークはノリコいないとメンタルやばいしね。おまけにちゃんと元の世界にノリコの無事を日記で伝えるという展開は面白い。家族心配してるからね、一報あるだけでも救いだわ。
エピローグもいい感じにその後の話になってて、読み応えのあるとてもすばらしい作品だった。もっと早く読むべきだったな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: レンタル
感想投稿日 : 2020年2月21日
読了日 : 2020年1月23日
本棚登録日 : 2020年1月23日

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