前著「リンゴが教えてくれたこと」で書いている自然栽培についてやその全国の広がりなど少しかぶっている内容だが、
今回はそれにプラスして著者が龍をみたり、宇宙人に連れ去られたり、幽体離脱をしたことなど不思議な体験を語っている。タイトルの「見えないものを見る力」とあるがそれを得るにはどうしたらよいか、という内容ではなく、見た後それが結果的に何を教えてくれたのか推察している。
前作につづいてやはり地球全体をみて今後農業をどうしたらよいか、自分にできることは何かがこの本の軸である。
自然栽培は、農薬肥料を使わずに作物が心地よく育つ環境を整えてあげることだという。木や枝のように見えるところばかりをみるのではなく、根っこや土の中など見えない部分に目を向けることが大切。その考え方は、目にみえる疾患を薬で治そうとするのではなく、食べ物に気をつけて腸から整えていく考え方と同じであり植物も人体と共通しているのだと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドキュメンタリー
- 感想投稿日 : 2015年12月3日
- 読了日 : 2015年12月3日
- 本棚登録日 : 2015年12月3日
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