読んでいて暗い気分にさせられるものだった。全員正社員だった時代は職場の厳しい監視の元できつい仕事に従事していた。我々がそれにノーをつきつけたのかどうかは分からないが、そういう正社員コミュニティが崩壊してしまった今、我々の上には重苦しい不安がのしかかっている。もう過去に戻ることはできそうもないと思うとなおさら暗い気分にさせられた。
本書が上梓されたのは2001年だったそうだ。その頃この本を読んでいたら、対岸の火事と思えたのだが、今読んでみると日本の現状をそのまま指摘していると思える。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思想
- 感想投稿日 : 2020年4月20日
- 読了日 : 2020年4月20日
- 本棚登録日 : 2020年3月6日
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