昭和史講義: 最新研究で見る戦争への道 (ちくま新書 1136)

制作 : 筒井清忠 
  • 筑摩書房 (2015年7月6日発売)
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本棚登録 : 350
感想 : 22
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学校の日本の歴史の授業では、近現代史に到達するまえに、授業が終わって、のこりは自習ということになっていた。なので、その辺のところは、とても表面的なところでしか知らなかったわけだが、最近、この辺りのところに関心があって、学習中。

この本は、最新の研究成果をまとめて、これまでの通説的な理解を塗り替える、みたいな位置付けなんだけど、なまじこれまで学んでないので、へ〜、そうなんだという感じで、あまり驚きはなかった。(笑)

歴史というものは、そんなに単純な因果関係で理解できるようなものではない、ということがよくわかるな〜。

もし自分がこの時代で、しかるべき立場にいたとするならば、どんなことを思って、どんな判断をするだろう?多分、同じようなことを考えてしまっただろうな〜と思う。

だれが悪いわけでもないのだが、いろいろやっているうちに、そんなことになってしまう、という実に日本的な空気感があって、痛いところ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月22日
読了日 : 2021年11月22日
本棚登録日 : 2021年11月22日

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