非常にタフでパワフルな女性研究者の、仕事や家族、の話し。
とにかく力強くて、結果もついていて、圧倒されてしまう。
自分程度でガタガタ言っててはダメだなーと思えた。
すごいひと。
途中、彼女が、自分も昔は酒飲みだったが、という文があり、ああ、そんなかんじ、と思った。
まさに豪放磊落。
この時代、女性でここまでやれたのは、本当にすごい。
むしろ、この時代だったからこそ、女性だから、と言われないためにここまでやったのかも。
共働きで激務、にも関わらず、家事育児は全部自分でやっていた。
なぜなら、そのことで夫と争うと精神的につらいから。
家を自分もやすらぐ場所にするために、その言い争いや不満をぶつけるより、さっさと自分でやったほうがラク、耐えたほうがマシ、という意見。
けっこう理解できるかも。
夫の亡くなるシーンではこちらも涙で読めなかった。
夫婦のきずなっていいものだなあ。
全体に文章がコンパクトで読みやすい。
私の母親にも似ています。(文とか仕事ぶりが)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年12月4日
- 読了日 : 2013年12月4日
- 本棚登録日 : 2013年12月4日
みんなの感想をみる