しかし漫画ばっか読んでんな俺。
常軌を逸した描写で、読む者の心の平衡を失わせんとしてきた本作であるが、今回は一転、激しくも静謐な剣劇ものといった風合いである(といっても、そこで描かれる剣法はやはり常軌を逸しているんだが)。
今回のカバー折り返しに曰く。「寛永五年掛川領に於ける岩本家若党・藤木源之助と賎機家用人・伊良子清玄の果たし合いは、弟子が師の仇を討つという大衆好みの事件であったにもかかわらず、決して物語に昇華されることはなかった。これは、美化することが不可能なほど、凄惨な死闘となったためである」
そんな異常な物語を、テレビアニメにしようなどという、イカレたテレビ局が現れたという。ほかならぬWOWOWである。この狂気の大英断に心から敬意を表するものである。ウチはWOWOW入ってないけど。
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カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2007年4月8日
- 本棚登録日 : 2007年4月8日
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