p30
生きる 谷川俊太郎
詩に親しんでいない多くの人にとっては「自分が既に知っている感覚の再現」をしてくれるものだけが詩なのかもしれない
しかし詩というものの中には、こうした「実感の再現」とはまったく性質の違うことばで書かれたものもある。そして私がひかれたのはそちら側の詩、つまり「実感の再現」などとはほとんど無関係の詩なのだった。
沈黙の部屋 谷川俊太郎
p198
詩とは結局のところなんだろう。詩はこれだと一言で言う事は難しい。詩は「世界の手ざわり」の一つ。私がまだ知っていない「わたしの感じ方」を作るきっかけになっている。
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- 感想投稿日 : 2022年2月19日
- 読了日 : 2022年2月6日
- 本棚登録日 : 2022年2月6日
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