とても実践的なSQLの本。これまでのSQLの使い方を変えさせてくれる一冊。
この本を読んで初めて知ったのが、SQLは集合論(ベン図とか⊂や⊃の記号のやつ)をもとに実装されていること。十数年SQLに触れていながら、この点は意識したことがなかったので、SQL自体がとても理解しやすくなったように感じた。
ただ、集合論の話がよく出てくるので、そのあたりの話題に疎かった自分は、時折「???」な感じだった。でも、本全体の内容を理解して実践に活かす分には支障はないと思う。
「魔法のSQL」と「リレーショナル・データベースの世界」がメインのカテゴリだが(ほかは演習問題の解説)、魔法のSQLは、集合論をベースとしたSQLの解説と実践、リレーショナル・データベースの世界は、SQLに関するアカデミックな話題を取り上げている。
SQLを仕事で扱う人には、魔法のSQL(全体の2/3のページ数)だけでもいいのでぜひ読んでほしいと思う。きっと、仕事によりよい影響を与えてくれるはずだ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年11月5日
- 読了日 : 2012年10月31日
- 本棚登録日 : 2012年3月21日
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