選手一人一人に焦点を当てて深く取材・構成されていることはもちろん、それをまとめる柳本監督とその手法にも深く踏み込んでいます。
オリンピック前に一読されると何倍も試合を楽しめると思います。それだけではなく、社会におけるマネジメントという視点でも具体的な実例として読んでみてもおもしろいのではないでしょうか。取材の質も良く、興味深い一冊です。本書のあとがきを著者は次の言葉で締めくくっています。「では、アテネで。2004年3月」オリッピック最終予選前にサラッと断言しちゃってます。決して希望ではなく、著者の質の高い取材の結果がこう言わせていると思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
53:スポーツ
- 感想投稿日 : 2010年5月22日
- 読了日 : 2010年5月22日
- 本棚登録日 : 2010年5月22日
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