祈りの朝 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2014年7月18日発売)
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本棚登録 : 124
感想 : 18
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期待外れ!!

裏表紙に「東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー。心揺さぶる衝撃の問題作」
とありますが、全く印象が違います!!
帯やPOPの過剰広告はマーケティング戦略として割り切れますが、裏表紙とこれだけ印象が違うのは哀しい。
そして、その物語の落ちは自分が嫌いなパターン!!

ストーリとしては、高校の物理教師で産休中の主人公が、大学研究職の夫の寝言から浮気を疑い始めます。
研究室の女性ではないかと疑心暗鬼になって、その浮気相手と思われる人物に直接会いに大学に行くと、偶然卒業生と再会。
そして、二人はなんかいい仲になりそう。やばい関係になりそう。
なんだこの展開は(怒)!!
さらに、そんな中、同僚教師が傷害事件に巻き込まれます。
犯人は誰?
さらに、さらに、妊婦を狙うレイプ魔の出現。
さらに、さらに、さらに、後半は、物理学の難しい話やパラレルワールドの話。
などなど、正直はちゃめちゃな展開です。

そして、そのレイプ魔に襲われる主人公。
そのさきどうなる?
っとミステリー色満載ですが、落ちはSF、ファンタジーで終わります。

その落ち至る過程で、東日本大震災が絡んでいますが、絡める必要性がわからない!

ということで、久々にお勧めしない一冊でした。

なんだかなぁ..

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2018年12月8日
読了日 : 2018年12月8日
本棚登録日 : 2018年12月8日

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