夏の空気、匂いを存分に楽しめる一冊。
都会っ子・ゆうなの変化を追いかけていく巻になるのだが、この描き方がじつに好もしくて良い。
ゲンジはゆうなに物申したい事が沢山あるのだろうが、グッと飲み込んで本人の気付きに委ねる様子が本当に良いじいじである。
20話の「いろんなにおい…いろんな音…」や好き嫌いしていたトマトとか焼き魚を「おいしい!おいしい!」と食べる様子や、流れ星とか花火の映像、あとは海水浴かな?五感を通して変化をみせるゆうなのドキュメンタリーがとても爽やか溌剌としていて素敵。
一方で、ポン子と姉子が邂逅する23話は本作が醸す無常感を読者に呼び覚まさせ、決して甘いだけではない。
HIKARIちゃんがむっちりかわいい。
1刷
2021.7.14
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年7月14日
- 読了日 : 2021年7月14日
- 本棚登録日 : 2021年7月14日
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