加藤段蔵。捨て子だった段蔵は、天才忍者、上野ノ左から忍びの教えを授かる。恩師との離別後、幻術も会得した彼は、「鳶加藤」の評判と腕を買われ、利害が交錯する風魔小太郎、上杉謙信、武田信玄らの元を渡り歩く。
戦国期、足利の永禄年間よりさき、織田の天下統一に流れる。そこにはいつも影の者達がいた。
しびれる。
有能すぎるが故の最期。超絶ブラック企業で擦り切れる超有能で真っ直ぐな企業戦士サラリーマンのようだな。
哀愁宜しくな一冊でした。
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- 感想投稿日 : 2019年1月12日
- 読了日 : 2019年1月12日
- 本棚登録日 : 2019年1月12日
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