忍者烈伝 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2016年1月15日発売)
3.70
  • (2)
  • (4)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 6
3



加藤段蔵。捨て子だった段蔵は、天才忍者、上野ノ左から忍びの教えを授かる。恩師との離別後、幻術も会得した彼は、「鳶加藤」の評判と腕を買われ、利害が交錯する風魔小太郎、上杉謙信、武田信玄らの元を渡り歩く。
戦国期、足利の永禄年間よりさき、織田の天下統一に流れる。そこにはいつも影の者達がいた。

しびれる。
有能すぎるが故の最期。超絶ブラック企業で擦り切れる超有能で真っ直ぐな企業戦士サラリーマンのようだな。
哀愁宜しくな一冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年1月12日
読了日 : 2019年1月12日
本棚登録日 : 2019年1月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする