著者は、NBC首席海外特派員。テレビ記者として現地から中東の様子を伝えてきた。
本書では、1996-2000カイロ、2000-2003エルサレム、2003-2006バグダット、2006-2007ベイルート、2008-2011カイロ・リビア・シリア、2011-2013シリア、2012-2015中東周辺、2015ニューヨークと各地にいたときの状況を振り返り語っている。
本人が各地を移動しいるため、各地の通しでの状況を理解するのには不向き。あくまでも一人のジャーナリストが中東で味わってきた歴史の一断面を切り取った記録。
ジャーナリストであるがゆえなのか、筆致は乾いている。熱量のようなものは、すでに当時のテレビレポートで出してしまっているので、読んでいると当時のテレビレポートをリアルタイムで見ていたかったという気持ちにさせられる。
そのあたりが、ジャーナリストとルポライターとの違いなのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ルポ・ノンフィクション・社会
- 感想投稿日 : 2018年2月3日
- 読了日 : 2018年1月17日
- 本棚登録日 : 2018年1月17日
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