英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる (集英社新書)

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  • 集英社 (2015年7月17日発売)
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感想 : 46
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ぜひ読んでください!としかいえない気がします。
『このままではインド版アントニ・ガウディは永遠に生まれない。専門教育が英語でしか提供されない環境では、他人のコピーしか作り出せない』
『他方、英語を公用語の一つに加え、日本よりも英語が堪能な人々が数多くいるフィリピンなどのアジア諸国、あるいはケニアなどのアフリカ諸国は、さほどの経済力を備えていない』
『英語化が日本人の愚民化を招くと半ばわかっていながら、エリートたちは、日本の社会の英語化に躍起になっている。本書の批判は、英語が得意な人々へのものではなく、国民の知的成長の機会を奪い、国力を低下させようとする人々に向けたものである。』

そして、もっと日本語に接してやさしくなりたいとも思いました。
『海外の日本語研究者や日本語教師、あるいは日本語学習者の間では以前から、「日本語を学ぶと、性格が穏和になる」「人との接し方が柔らかくなる」ということが指摘されていたそうだ。』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年8月20日
読了日 : -
本棚登録日 : 2017年8月20日

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