実証的教育研究の技法

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  • 大学教育出版 (2001年7月1日発売)
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現職だが、教育論文・研究に関心があり手に取った。とても読みやすく、分かりやすい。データの取り方や論文の構成など、初心者でもイメージをもつのに最適な内容である。

・教育研究を否定することは素人でもてまきるが、代案を出せるのは専門家(玄人)だけである。
・教育研究の面白さは、その仮説が教師・生徒としての日常経験から作られる部分が大きいこと。
・質的研究に関して、誰も人間の直感や主観が一般的でないと証明したわけではない。
・質的研究におあては、実態からモデルを定立するとを主眼とするべき。
・パーシングの公準…いかなる現象でも、それを合理的に説明できる仮説は無限にある。
・口頭発表…オリジナリティ、意義、過程、判断基準
・筆者の経験では、論文、講義、学会発表の難解さには明らかな相関がある。サービス精神。
・研究とは、ある人が感じて信じているものを、他の人より多くの人に感じて信じてもらうこと。
・大学院に行くことについてのメリット

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育研究
感想投稿日 : 2021年8月5日
読了日 : 2021年8月5日
本棚登録日 : 2021年8月5日

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