つみきのいえ

著者 :
  • 白泉社 (2008年10月21日発売)
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本棚登録 : 2758
感想 : 368
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勝手に始めた「人気の絵本の特徴を見つけよう」の試み21冊目。

タイトルも耳馴染みのある有名作品なので、聞き慣れているだけなのか、幼少期に読んだことがあったか、正直記憶はあやふやなところ。
改めて読んでみたら、なるほど、とても素敵な作品。
奥さんとの離別、子供の巣立ち、そして、水面上昇という環境で、周りの住民も引っ越して行ってしまった中、たった一人で家を積み上げていくお爺さん。
潜水しながら過去に住んできた家とその家に結びついた記憶を回想していくシーンは、懐かしさ、寂しさ、切なさ、温かさ…いろんな感情がもみくちゃになり、不思議な感覚。
イラストも温かさが感じられて個人的に好きなタッチ。
おすすめです!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2024年1月11日
読了日 : 2024年1月7日
本棚登録日 : 2024年1月7日

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