60歳までに1億円つくる術: 25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書 な 8-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (2009年11月1日発売)
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リーマンショック直後の本。リーマンショックで人々の投資意欲が減退している中、インデックス投資を続けることの重要性を説いており、この本の通りに投資をしていれば、非常に良好な投資利益を得られたはず。主張も突飛なものでなく王道をいくものであり、普通に良い本だと思う。

・最も確実にリターンを上げる方法→手数料を引き下げる
・時給アップのために→何をするかより、何をやらないかを決める
・まずは人生の三大出費「住宅、教育、保険」を見直す
・投資とは、新しい価値が生まれるもの。投機は、新しい価値が生まれないもの。
・投資の鉄則キーワード:①長期、②分散、③低コスト、④インデックス、⑤積立
・どこまで下がっても大丈夫か、を考えておく→過去のデータを見て、一番下ったときはいくらまで下がったかを調べるのが基本
・バフェット「自分は銘柄を選んで投資してきたけれど、もし個人投資家が自分で投資をしたいと思うのなら、世界経済全体に投資するようなインデックス運用をしたほうが良い」
・投資とはマラソンのようなもの。それも勝つことよりも負けないことを目指すマラソン。
・チャールズ・エリス『敗者のゲーム』:投資とは敗者のゲーム→資産運用:過剰なリスクをとらないで運用していけば、自分の資産はきちんと守れる。つまり長期分散投資は敗者のゲーム。→途中でやめない仕組みを作る→年に4回程度のチェックで十分。
・投資が長続きしない理由=損をすること。損を認めたくないのは人間共通の心理。
・本当に必要な知識はシンプルで少しだけ:絶対に儲かるうまい話はない。コストを下げるのが着実にリターンを上げる方法。未来を予想しても当たらない。知識がないのに株式投資をやっても勝てない。有名な会社の株は、すでに値段が上がってしまっていることが多い。新聞などに載る企業のプラス情報は既に株価に織り込まれている。
・いつまでにいくら必要なのかという数値化が必要。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 投資・蓄財・節約
感想投稿日 : 2019年1月7日
読了日 : 2019年1月7日
本棚登録日 : 2015年8月1日

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