死んだ後も強い未練のある魂は、再び肉体を作り出して現世に踏みとどまってしまう――「悪魔」と呼ばれるそれを神の力を以って祓う、ロシアの教団イコン。左手に焼印のある青年はかつてその組織に属していた。
昭和中期の北海道が舞台。守銭奴の天野神父と金髪美女シスター・アメリアの悪魔祓いの物語。
ちょっとおとぼけた感じの天野神父が悪魔祓いの時には真面目な雰囲気になるとか、依頼の方法が教会の懺悔室でノックを7回とか、ちょっと人情味のあるお話の展開とか、とても好みでしたー!
未亡人と義理の息子のお話が、予想と違う方向に話が進んで意外な面白さでした。
ただ、依頼人の顔が毎回同じように見えちゃうのが残念…
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2014年8月4日
- 読了日 : 2014年8月4日
- 本棚登録日 : 2014年8月4日
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