村上良太は叔父・小五郎の協力の元、鎮死剤の手掛かりになるかもしれないと寧子から預かった携帯端末にパスワードを入力する。途端、自動的に電話をかけ始めてしまうが、電波暗室だったため圏外となり無事で済んだ。
他にも魔法使いがイジェクトされた後に出てくる謎の生物を小五郎に見せたことで、何かよからぬことがありそうな気配も。
ヴィンガルフでは新人の土屋が配属され、初日から魔女の脱走に遭遇してその異常さを見せつける。まだ一般人の感覚を持つ彼女が魔女スカジの世話を任されることは、そのまま読者目線でヴィンガルフの魔女の扱いを見ることになり、その哀しさが伝わる。
カズミや寧子たちは試験勉強に励み、しばし穏やかな時間を持つが、佳奈はカズミが研究所に捕まって殺されるという予知を見てしまった。
とてもゆっくりだけど、確実に進んでいるから読むのがやめられない。しかし魔女ってたくさんいるんだな。それだけ使い捨てにされてるってことか…
表紙カバー下のキャラ紹介は村上良太。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2014年5月10日
- 読了日 : 2014年5月10日
- 本棚登録日 : 2014年5月10日
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