365日営業しているカレー屋でアルバイトをしている真志歩。
正月にカレー屋で働いていると、真冬の店先にずっと佇んでいる少年を見つける。耳が聞こえず、迷子らしい。
カレー屋の店主たちと保護者探しを始めるが…。
祖父が高齢ながら再婚した真志歩の実家の家族の関係。
父親が災害で行方不明になったままのカレー屋店主たち家族の関係。
「天涯孤独」と自らを語る、カレー屋店主の友人の家族の関係。
そして、保護した少年の家族の関係。
少年の保護者探しと、それぞれの家族関係のあれこれを淡々と描いている。
「あなたは、この家族をどう思いますか?」
そう尋ねられているような。
「家族」というキーワードを理解したくて、時々こういう本を手に取るけれど、やっぱりピンとこない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年7月3日
- 読了日 : 2020年7月3日
- 本棚登録日 : 2020年7月3日
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