予想以上にラノベ的な文章の軽さで、最初読み進めるのに躊躇を覚えるほど。とは言え、複雑な陰謀のカラクリだったり、当時の蘭術の知識が大いに盛り込まれていたりして、興味深く読めた。終盤、意外な人間関係が明かされるところも、予想外で面白い。結構最初の伏線が効いてくるので、ラノベだと高を括っていると最後に予想外の驚きが待っているかも。
う~ん、でもやっぱり、この文章の軽さは読む人を選びそう。軽いのが悪いわけではないが、無駄に軽いのは不味い。同じ登場人物を出してくるにしろ、もう少しキャラを抑えていれば、断然に面白くなっていたと思う。ユーモアのバランスを外しているのが惜しい。
読書状況:読み終わった
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著者名(あ~か行)
- 感想投稿日 : 2013年11月19日
- 読了日 : 2013年11月19日
- 本棚登録日 : 2013年11月18日
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