大富豪同心シリーズ、16作目。
前作からの続きで、上州での公領水没の危機に卯之吉が挑む。シリーズの中では一番の緊迫したシーンが続くけれども、やっぱり卯之吉が出てくると和む。今作では決して登場シーンは多くないのに、卯之吉の存在感は清涼剤かの如く清々しく輝いているように思えた。高みの見物に徹している卯之吉に代わり、仲間の美鈴さんや三右衛門たちが揃って頑張って活躍しているのも良し。
とりあえず今作で最大の敵であったお峰や天満屋とも決着がついたか。次作からまたどういう展開となっていくか楽しみ。
読書状況:読み終わった
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幡大介
- 感想投稿日 : 2016年1月6日
- 読了日 : 2016年1月6日
- 本棚登録日 : 2016年1月5日
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