夫婦ともに定年退職を迎え半年、夫の幹夫が独り暮らしの義母の住む山陰地方の栗里市に移らないかと提案し、霧島郁子61歳は夫の実家の隣の家を買いとり、イングリッシュガーデンを作り野菜を育て、油絵を描く日々を思い描き、夫と共に都会から転居します。
しかし、郁子はイングリッシュガーデンは自分で作ることができず夫にやってもらい、毎日退屈になり図書館に通うようになります。
そこで、市議会を見学していると、二人だけの女性議員のうちの一人梨々花がパワハラやセクハラにあっているのを目撃します。
郁子は梨々花に「言い返しなさいよ」とつい口出しをしてしまいます。
もう一人の女性議員で高齢の市川ミサオが、それを見ていて「あんた、最高じゃわ」ということになり、ミサオが引退するので市議に立候補するようにいわれますが…。
郁子は逡巡しますが、選挙に出馬することになります。
以下、ネタバレですので、これから読まれる方はお気をつけください。
郁子は一度目は落選するものの、二度目で当選、そして市長へと階段を昇っていきます。
郁子の周りの女性たちは議員の4割を女性にするクオーター制をアジアでは初めて導入します。
そして、郁子はミサオに県議、県知事を目指すように言われます。
でも、これは架空のお話しですよね。
クオーター制なんて導入している地域はないのでしょうね。
ただし、女性知事は存在しますね。
東京都知事はもちろん有名ですが。
私の住む県の知事さんも女性です。
私は今の知事さんが大好きです。
真実は小説より奇なりです。
私は今の知事さんのあたたかく誠実な人柄がとても好きなのでこのまま、県政のために頑張って欲しいと応援しています。
- 感想投稿日 : 2022年6月28日
- 読了日 : 2022年6月28日
- 本棚登録日 : 2022年5月13日
みんなの感想をみる