良かったです。イウォル王子とソニンが、苦しみながらも学んで行く姿に、時にハラハラさせられ、時に誇らしく思わされ…。今回は、特にイウォル王子は大きな一歩を踏み出しましたね。
逆にクワンにはがっかりさせられました。クワンは、もっと民を思ってると思ったのになぁ。頭の中に復讐しかない王子なんて、ただのバカ王子だと思う。
そりゃ酷いことされて、村の皆と母上の仇が打ちたいのは分かる。でも、それなら、国のためになる形をも描いてみせてほしい。王妃の一族が国をダメにしてるのは分かり切ってるのだから、王妃だけ、首だけ挿げ替えてもなんにもならないでしょうに。
復讐さえも道具にして、豊かに国が育つよう、あまねくしろしめす。それが王子の気概というものだし、そこまでして、一人前でしょ?
あんた10代の子供じゃないんだから!
まぁでも、ソニンやイウォルとの出会いが後々彼をもっと変えてくれると信じてますよ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2014年6月8日
- 読了日 : 2014年6月8日
- 本棚登録日 : 2014年3月17日
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