耳の傾け方―こころの臨床家を目指す人たちへ

著者 :
  • 岩崎学術出版社 (2015年6月12日発売)
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本棚登録 : 119
感想 : 8
5

「聴くこと」やら「受容」「共感」やら
それらついて書いた本は山ほどある。

本書はその中でも都市の主要駅のような存在になりそうな予感がした。すなわち,心理実践に忙しく"快速"で駆け巡るような日常にあっても,何度でも足を止めて再考したい内容であった。

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P118
…クライエント(Cl)の語るところを聴き続けることは,Clが持ち込む内的世界の中に,転移の中に生きることに必然的になっているのです…そして,それは…情緒の嵐に入り込むことですから,面接者のこころには強い不快感や苦痛も発生します……それは,Clのこころの世界に居て,その世界に出会うことです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Psychotherapy/Care
感想投稿日 : 2022年9月12日
読了日 : 2022年9月12日
本棚登録日 : 2022年8月26日

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