「聴くこと」やら「受容」「共感」やら
それらついて書いた本は山ほどある。
本書はその中でも都市の主要駅のような存在になりそうな予感がした。すなわち,心理実践に忙しく"快速"で駆け巡るような日常にあっても,何度でも足を止めて再考したい内容であった。
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P118
…クライエント(Cl)の語るところを聴き続けることは,Clが持ち込む内的世界の中に,転移の中に生きることに必然的になっているのです…そして,それは…情緒の嵐に入り込むことですから,面接者のこころには強い不快感や苦痛も発生します……それは,Clのこころの世界に居て,その世界に出会うことです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Psychotherapy/Care
- 感想投稿日 : 2022年9月12日
- 読了日 : 2022年9月12日
- 本棚登録日 : 2022年8月26日
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