物語冒頭の、難破したイギリス帆船グラディエーター号から作った筏で漂流する、流刑者を含む231名が繰り広げる人間ドラマが壮絶で、カッスラーが用意した冒険舞台にぐいぐいと引き込まれてしまった。
孤島にたどり着いたわずか8名の中の男女一組が発見した「ダイヤモンド大鉱脈」と、「シーモア島を周遊していたクルーザーの乗客乗員180名が一斉に謎の死を遂げ、シーモア島の集団繁殖地でアデリーペンギンが全滅しているという異常事態」の謎がどう絡んでくるのか、ピットとアルの活躍にページを繰る手が止まらない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
翻訳ミステリー
- 感想投稿日 : 2019年4月7日
- 読了日 : 2019年3月24日
- 本棚登録日 : 2019年4月7日
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