2011 8/22読了。Amazonで購入。
読み終わった直後、ふと口から出た「美味かった」という感想が本書の性格を物語っている。
さまざまな西洋料理について、発祥や関連エピソードをひたすら紹介していく本・・・なのだけど、単なる薀蓄にとどまらず、読んでて本当にお腹が空くくらいに描写が美味しそうで、かつ「美味しいものが食べたい」という先人の想いが伝わってくる本。
政治家等、別の業界でも名が知られていて、でもそっちでははっきり言って成功しなかったり優秀とは言えなかった人が、料理の世界では偉大な貢献をして名を残している・・・というような逸話もちょくちょくあって、それらの人物の評価も読む前後で変わってくる。
政治の世界では鳴かず飛ばずでも、おいしい料理に貢献したなら、後の世を豊かにしたってことではそっちの方が偉大なことかも知れない、とかなんとか。
あー、お腹へったよう・・・。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
批評・ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2011年8月22日
- 読了日 : 2011年8月22日
- 本棚登録日 : 2011年8月22日
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