デンマークの寒村を舞台にした素朴なお話。
派手さは決してないけれど、ほんのりとした温かさのある作品でした。
観終わった後味が何かの感覚に似ているなと思ったら、ああそうだ、食事をした後の満足感にとても似ているなと思いました。
生きた姿そのままの海ガメや、うずらの羽を一羽一羽むしる作業など、料理を作る過程が丁寧に描かれているところがとてもいいですね。
改めて、食べるということは命をいただくということなんだなと思わされました。
そして料理は食べる人を幸せにするんだと。
そんなバベットの作る料理のように、味わい深い作品でした。
(1987年 デンマーク)
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カテゴリ:
1980年代
- 感想投稿日 : 2014年11月24日
- 本棚登録日 : 2014年10月11日
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